【完全版】経理代行の費用相場と失敗しない選び方ガイド
2026年03月01日
2025年最新版
業務別料金・比較表付き完全ガイド
📋 この記事の要約
経理代行サービスの費用相場は、業務内容や企業規模によって月額1万円〜68万円と幅広く変動します。記帳代行のみなら月額1万円前後から始められますが、経理業務全般を依頼する場合は月額10〜30万円が目安です。本記事では、業務別の詳細な費用相場、失敗しない経理代行サービスの選び方5つのポイント、導入のメリット・デメリット、おすすめサービス比較まで、経理代行の検討に必要なすべての情報を網羅的に解説します。
📑 目次
- 経理代行とは?基本の仕組みと依頼できる業務
- 経理代行の費用相場【業務別・企業規模別】
- 経理代行の依頼先3タイプと特徴
- 経理代行を利用する5つのメリット
- 経理代行のデメリットと対策
- 失敗しない経理代行サービスの選び方5つのポイント
- 経理代行サービス比較表【おすすめ10選】
- 経理代行導入の流れと準備すべきこと
- よくある質問(FAQ)
- まとめ:自社に最適な経理代行の見つけ方
1. 経理代行とは?基本の仕組みと依頼できる業務
1-1. 経理代行サービスの定義
経理代行とは、企業の経理業務を外部の専門業者にアウトソーシングするサービスです。日々の記帳や仕訳、給与計算、請求書発行、月次決算など、経理に関わる実務全般を専門家チームに委託できます。
経理業務は事業を運営するうえで欠かせないノンコア業務ですが、専門性が求められるうえに煩雑で時間がかかります。経理代行サービスを活用することで、経営者や担当者は本業であるコア業務に集中でき、事業成長を加速させることが可能になります。
1-2. 経理代行で依頼できる主な業務一覧
📊
日次業務
記帳・仕訳入力、経費精算処理、入出金管理、売掛金・買掛金管理
📅
月次業務
月次決算書類作成、給与計算、請求書発行・送付、振込対応・支払代行
📆
年次業務
年末調整、決算補助(決算整理仕訳の作成)、法定調書の作成補助
📁
その他の事務業務
書類のファイリング・データ管理、資金繰り表作成、届出書類作成補助
📌 注意点
税務申告書の作成や税務相談は税理士の独占業務です。経理代行会社が税務申告まで対応する場合は、税理士と連携して行われます。
1-3. 経理代行と記帳代行の違い
| 項目 | 記帳代行 | 経理代行 |
|---|---|---|
| 対応範囲 | 記帳・仕訳入力に特化 | 経理業務全般をカバー |
| 主な業務 | 領収書・請求書の仕訳入力、帳簿作成 | 記帳+給与計算+支払代行+月次決算など |
| 費用目安 | 月額5,000円〜3万円程度 | 月額3万円〜30万円以上 |
| 適した企業 | 記帳だけ外注したい企業 | 経理業務を丸ごと委託したい企業 |
2. 経理代行の費用相場【業務別・企業規模別】
2-1. 業務別の費用相場一覧
経理代行の費用は、依頼する業務内容によって大きく変動します。以下は2025年時点の一般的な相場です。
① 記帳代行の費用相場
| 仕訳数(月間) | 費用相場(月額) |
|---|---|
| 〜50仕訳 | 5,000円〜8,000円 |
| 51〜100仕訳 | 8,000円〜15,000円 |
| 101〜200仕訳 | 15,000円〜25,000円 |
| 201〜300仕訳 | 25,000円〜40,000円 |
| 300仕訳以上 | 40,000円〜(従量課金) |
② 給与計算代行の費用相場
| 従業員数 | 費用相場(月額) |
|---|---|
| 1〜10名 | 10,000円〜20,000円 |
| 11〜30名 | 20,000円〜50,000円 |
| 31〜50名 | 50,000円〜80,000円 |
| 51〜100名 | 80,000円〜150,000円 |
給与計算代行は、従業員1人あたり月額1,000円〜3,000円が相場です。基本料金に加え、賞与計算や年末調整はオプション料金が発生するケースが多いです。
③ 決算代行の費用相場
| 年商規模 | 決算代行費用(年額) |
|---|---|
| 1,000万円以下 | 50,000円〜100,000円 |
| 1,000万〜5,000万円 | 100,000円〜200,000円 |
| 5,000万〜1億円 | 150,000円〜300,000円 |
| 1億〜5億円 | 200,000円〜500,000円 |
④ 経理業務フルアウトソーシングの費用相場
| 企業規模(従業員数) | 費用相場(月額) |
|---|---|
| 1〜10名(年商〜1億円) | 30,000円〜80,000円 |
| 11〜30名(年商1〜10億円) | 50,000円〜200,000円 |
| 31〜100名(年商10〜100億円) | 120,000円〜500,000円 |
| 100名以上 | 要見積もり |
💡 コスト削減のポイント
クラウド会計ソフト(freee、マネーフォワードなど)を導入することで、データ連携が効率化され、記帳コストを20〜30%削減できるケースがあります。
3. 経理代行の依頼先3タイプと特徴
3-1. 税理士事務所・会計事務所
💼 特徴
- 税務の専門家が運営
- 記帳から決算、税務申告まで一気通貫で対応
- 税務相談や節税アドバイスも受けられる
費用目安:月額顧問料 30,000円〜80,000円
こんな企業におすすめ:経理から税務まで一括で任せたい企業、節税対策も相談したい企業
3-2. 経理代行専門会社(BPO業者)
🏢 特徴
- 経理業務のアウトソーシングを専門に行う
- クラウドツールを活用した効率的なオペレーション
- 柔軟なカスタマイズが可能
費用目安:月額 30,000円〜300,000円(業務範囲による)
こんな企業におすすめ:日常の経理実務を効率化したい企業、既存の税理士を継続利用したい企業
3-3. フリーランス・個人事業主
👤 特徴
- 経理経験を持つ個人に直接依頼
- クラウドソーシングサービス経由での依頼も可能
- 柔軟な対応が期待できる
費用目安:時間単価 1,500円〜3,000円 / 月額固定 20,000円〜80,000円
こんな企業におすすめ:費用を最小限に抑えたいスタートアップ、個人事業主
依頼先タイプ別比較表
| 項目 | 税理士事務所 | 経理代行会社 | フリーランス |
|---|---|---|---|
| 費用 | △(やや高め) | ○(中程度) | ◎(安い) |
| 専門性 | ◎ | ○ | △ |
| 対応範囲 | ◎(税務含む) | ○ | △ |
| 柔軟性 | △ | ○ | ◎ |
| 信頼性 | ◎ | ○ | △ |
4. 経理代行を利用する5つのメリット
- コスト削減:人件費を30〜50%削減 経理担当者を正社員として雇用する場合、給与に加え社会保険料、教育費、採用費など年間385万〜540万円のコストがかかります。経理代行を活用すれば、年間60万〜180万円で同等の業務をカバーでき、年間200万〜400万円のコスト削減が見込めます。
- 属人化リスクの排除 経理代行サービスでは、複数名のチーム体制で業務を行うため、特定の担当者に依存しない運用が可能です。担当者の変更があっても業務が滞らない仕組みが構築されています。
- 業務品質の向上 簿記資格保持者や経理実務経験が豊富なスタッフが処理することで、入力ミスや計算ミスを防ぎ、正確な経理業務が実現します。インボイス制度や電子帳簿保存法など法改正への対応も安心です。
- コア業務への集中 経理業務を外部に委託することで、経営者や従業員は営業、商品開発、顧客対応などのコア業務に集中できるようになります。特にスタートアップや中小企業では成長のカギとなります。
- 業務プロセスの最適化 経理代行を導入する過程で、業務フローの見直しやクラウドツールの導入が行われ、経理のDX化が進みます。ペーパーレス化やリアルタイムでの経営状況把握など、バックオフィス全体の効率化が実現します。
5. 経理代行のデメリットと対策
5-1. 社内にノウハウが蓄積されない
⚠️ 課題
経理業務を完全に外部委託すると、社内に経理の実務的な知識や経験が蓄積されにくくなります。
✅ 対策
- 代行会社から定期的に業務報告を受ける
- 業務マニュアルの作成を依頼する
- 最初は業務範囲を限定して始め、段階的に委託範囲を広げる
5-2. 情報漏洩リスク
⚠️ 課題
売上・利益・従業員情報などの機密情報を外部に渡す必要があり、情報漏洩のリスクが懸念されます。
✅ 対策
- NDA(秘密保持契約)の締結を確認する
- ISMSやPマークなどのセキュリティ認証取得企業を選ぶ
- データの取り扱い方針を事前に確認する
5-3. コミュニケーションコスト
⚠️ 課題
外部委託による連絡の手間や、意思疎通の齟齬が生じる可能性があります。
✅ 対策
- 専属の担当者が付くサービスを選ぶ
- チャットツール(Slack、Chatworkなど)での連絡が可能か確認
- 定期的なミーティングの実施
6. 失敗しない経理代行サービスの選び方5つのポイント
- 依頼したい業務を網羅しているか 最も重要なのは、自社が依頼したい業務を確実に対応してもらえるかどうかです。事前に「依頼したい業務リスト」を作成し、見積もり時に漏れなく確認しましょう。
- 料金体系が明確で透明性があるか 基本料金に含まれる業務内容、仕訳数の上限と超過時の料金、オプション業務の単価などを確認。契約後に想定外の追加費用が発生しないよう注意が必要です。
- 実績・導入事例があるか 導入企業数や継続率、同業種・同規模の企業の事例があるか確認しましょう。特に自社と似た業種・規模の導入事例があれば、具体的な活用イメージがつかみやすくなります。
- サポート体制・連絡手段が充実しているか 専属担当者が付くか、連絡手段(メール、チャット、電話)は何か、対応時間帯、レスポンスの目安などを確認しましょう。
- セキュリティ対策が万全か ISMS(ISO27001)やPマークの取得、NDAの締結、データの暗号化・バックアップ体制を確認しましょう。経理情報は企業の機密情報です。
7. 経理代行サービス比較表【おすすめ10選】
| サービス名 | 月額費用 | 特徴 | おすすめ企業 |
|---|---|---|---|
| Wheat Accounting | 30,000円〜 | 税理士連携のチーム体制 | スタートアップ |
| freee経理アウトソース | 35,000円〜 | freee会計との連携が強み | freeeユーザー |
| CASTER BIZ accounting | 75,000円〜 | 最短3営業日でチーム立ち上げ | スピード重視企業 |
| マネーフォワード経費BPO | 要問合せ | MF製品との高い親和性 | MFユーザー |
| メリービズ | 150,000円〜 | 簿記2級以上のスタッフ対応 | 中堅企業 |
| HELP YOU | 100,000円〜 | 継続率97% | バックオフィス効率化 |
| i-Staff Accounting | 26,000円〜 | 有資格者のみが対応 | コスト重視の中小企業 |
| TOKYO経理サポート | 150,000円〜 | カスタマイズ対応 | 10〜50名規模企業 |
| SUPPORT+iA | 要問合せ | IPO準備にも対応 | 成長企業 |
| Smart経理 | 要問合せ | クラウド一気通貫 | デジタル化推進企業 |
Wheat Accounting(株式会社Wheat)の詳細
Wheat Accounting 料金プラン
| プラン | 対象規模 | 月額費用 |
|---|---|---|
| スモール | 年商〜1億円、従業員1〜10名 | 30,000円〜 |
| スタンダード | 年商1〜10億円、従業員10〜30名 | 50,000円〜 |
| アドバンス | 年商10〜100億円、従業員30〜100名 | 120,000円〜 |
サービスの特徴
- 専属コンサルタント、税理士、記帳オペレーターの3名以上によるチーム体制
- 税理士の月額顧問料がコース費用に含まれる
- クラウドサービスを活用した効率的なオペレーション
- 経理以外の人事労務、営業事務にも柔軟に対応
対応業務
記帳・仕訳作成、請求書作成、売掛金管理、経費精算、振込対応、給与計算、月次決算、その他事務
8. 経理代行導入の流れと準備すべきこと
8-1. 導入までの5ステップ
Step 1:無料相談・現状ヒアリング(1〜2週間)
経理業務の現状と課題を専門家がヒアリングします。現在の経理体制、月間の取引件数、依頼したい業務範囲、現状の課題などを共有します。
Step 2:最適化プランの提案(1〜2週間)
ヒアリング内容をもとに、最適な経理業務フローと体制が設計されます。複数の代行会社から提案を受けて比較検討することをおすすめします。
Step 3:見積もり・契約(1週間)
提案内容に納得したら、正式な見積もりを受け取り、サービス内容について契約を締結します。
Step 4:初期導入・テスト期間(1ヶ月程度)
クラウドツールの導入設定や業務の引き継ぎを行います。約1ヶ月間のテスト運用で安定性を確保します。
Step 5:本格稼働・定期報告(継続)
正式に業務を開始し、定期的な報告会を通じてサービス品質を維持・向上させていきます。
8-2. 導入前に準備すべきこと
依頼業務の洗い出し(自社の経理業務を棚卸しし、何を外注するか明確に)
現状の課題整理(なぜ経理代行を検討しているのか明文化)
必要書類の準備(登記簿謄本、決算書・試算表、通帳コピー、取引先リスト)
社内の合意形成(関係者への説明と合意を得る)
9. よくある質問(FAQ)
経理代行サービスではどこまでの業務を依頼できますか?
振込・支払代行、記帳代行、請求書発行、給与計算、経費精算など、経理に関わる実務全般をフルアウトソーシング可能です。ただし、税務申告書の作成は税理士の独占業務のため、税理士との連携が必要です。
経理代行と税理士顧問の違いは何ですか?
税理士は主に「税務申告・税務相談」を行いますが、経理代行は日々の「事務作業(振込や記帳など)」を実務レベルでサポートします。両者は補完関係にあり、併用することで経理から税務までトータルにカバーできます。
過去数ヶ月分の記帳が溜まっていますが、遡って依頼できますか?
はい、多くの経理代行会社では「経理整理(お急ぎ便)」として、溜まった領収書や通帳コピーから数ヶ月〜1年分の記帳をまとめて代行するサービスを提供しています。
振込代行を依頼する場合、セキュリティは大丈夫ですか?
セキュリティを考慮し、「作成権限(振込データを作る権限)」のみを代行会社に付与し、最終的な「承認・実行」はお客様自身で行う運用を推奨している会社が多いです。
経理代行の費用対効果はどのくらいですか?
一般的に、正社員の経理担当者を雇用する場合と比較して、30〜50%程度のコスト削減効果があるとされています。また、採用・教育コストの削減、業務品質の向上、属人化リスクの解消など、金銭面以外のメリットも大きいです。
現在利用中の税理士を変更する必要がありますか?
経理代行専門会社を利用する場合、現在の税理士をそのまま継続できるケースがほとんどです。税理士事務所が提供する経理代行サービスの場合は、税理士変更が必要になることがあります。
導入までにどのくらいの期間がかかりますか?
ヒアリングから本稼働まで、一般的に1〜2ヶ月程度です。ただし、業務の複雑さや引き継ぎ内容によって前後します。急ぎの場合は、最短3営業日でチームを立ち上げられるサービスもあります。
10. まとめ:自社に最適な経理代行の見つけ方
経理代行導入のポイントまとめ
💰 費用相場
記帳代行のみ:月額5,000円〜40,000円
給与計算代行:1人月額1,000円〜3,000円
経理業務全般:月額30,000円〜300,000円
🏢 依頼先の選択
税務まで一括 → 税理士事務所
経理実務のみ → 経理代行専門会社
費用最小限 → フリーランス
経理代行導入チェックリスト
自社の経理業務の棚卸しは完了しているか
依頼したい業務範囲は明確か
予算の目安は設定しているか
複数社から見積もりを取得したか
契約内容(料金、期間、解約条件)を確認したか
セキュリティ対策を確認したか
導入スケジュールは確定したか
社内の関係者に共有・合意を得たか
この記事の監修
本記事は、中小企業の経理・財務支援に10年以上の実績を持つ専門家の知見をもとに作成しています。最新の法制度(インボイス制度、電子帳簿保存法など)への対応も考慮した内容となっています。
最終更新日:2025年3月
※本記事の料金・サービス内容は2025年3月時点の情報です。

